読む気になるサ活日記~ケビン・ベーコン・サウナ~

元大東洋の従業員。歴14年以上のサウナフリーク。大阪全サウナ行きました。全国民に銭湯・サウナのこと好きになってほしい。◼️サウナムック「Saunnasa Vol.1(開発社)」「Saunassa Vol.2(開発社)」関西レジェンドサウナ推薦人として記事執筆 ◼️サウナムック「サウナ大衆(双葉社)」全国のオススメサウナ記事執筆

【日本サウナ学会が警鐘】サウナで整わなくなったら、黄信号。

満員電車内で調べものしようとgoogleアプリ開いたら、昨日お世話になったアダルトサイトが表示され、絶対に絶対に絶対に間違っても再生されて音が出ないよう、爆弾処理のごとく人差し指を震わせながら画面右上の【×】ボタンを押した。久々に冷や汗かいた。こんなときに限って投てき後の室伏広治ぐらいの雄叫びをあげるタイプの女優モノだったりする。

皆さんも一度は経験あるのではなかろうか。いや、ないか。

 

とにかくJR大和路線の平和と俺の輝かしい未来は守られた。

 

さて、先日サウナ友達からある相談を受けた。

 

「最近、サウナ結構行ってるんやけど、全然整わない。むしろ整うように上段で10~12分ギリギリまで粘ってから水風呂行くのだけど、全然なんよ。。」

 

なるほど。

これは、中級サウナーがよく陥る現象である。どのぐらいよく陥るかというと、貧困街出身の黒人がラッパーを目指すぐらいよく陥る。もしくは7男8女の大家族の長男が中学卒業後すぐ金髪にするぐらいよく陥る。は?

 

この現象は、日本サウナ学会の学長によれば、サウナーの体が快楽に慣れすぎて整えないという通称「ととのイップス」という現象だそうだ。

快楽の慢性化である。

 

「ととのイップス」になると、整えないことに焦り、その焦りで充分にリラックスできず、結果交感神経→副交感神経のスイッチングがうまくいかずに快楽物質の分泌が抑えられる。

 

この解決策は、はっきりいって2つしかない。

1つはサウナをしばらくやめること。

2つめはサウナルーティンをガラッと変えてみること、だ。

 

サウナーとは言い方を変えると中毒者なわけで、合法なのに中毒者からサウナを取り上げるのはタモリからサングラスを取り上げるぐらい残忍なことなので、私としては彼に2をおすすめした。

 

「~~~てなわけでお前はととのイップスやと思うから、治すんやったら、やっぱりサウナの時間を短くして、回数多く入って、外気浴長めにしてみたら?」

 

それを聞いて彼は水を得た魚のように

「確かに!その可能性ある!やってみる!」とすぐさま手元のビールを飲み干し、唐揚げをたいらげ、焼鳥を頬張り、雑炊をかきこんで意気揚々と帰っていった。

 

プロサウナーとして専門的な知見から1人のサウナーを救えてよかった。

 

お金は俺が払った。

【大阪】堺の「蔵前温泉さらさのゆ」は人たらしな温泉。

昨日は大阪・堺にある、

「蔵前温泉さらさのゆ」に行ってきた。

 

蔵前温泉さらさのゆ | 大阪府堺市の天然温泉

 

内風呂もいいけど、めちゃ露天も広くて解放感がいいよ。整えシートも3席ある。寝湯もある。
f:id:kazuki28:20200914185055j:image
f:id:kazuki28:20200914185124j:image

サウナもタワーサウナで温度は優しめ、最上段でも90度ぐらいで初心者でもがんばったら10分は入れる熱さ。水風呂も18度ぐらいで広くて深い。

全体的に大泉洋ぐらいの八方美人感に好感がもてる。いやめちゃくちゃ褒めてます。


f:id:kazuki28:20200914185411j:image


f:id:kazuki28:20200914185422j:image

 

 

というのも、学生時代の友人から夜19時ごろに急に連絡があり、

「今から風呂行けへん?」

って。

 

いやいや大学生じゃないんやしこっちも家庭あるから日曜日の晩そんな急に誘われても独身のときのようにスッと出たりでけへんというか俺のこといつ誘ってもくる人やと思ってるんやったら大間違いやし俺だって忙しいんやからせめて事前に言ってさえくれれ(中略

 

 

オサセぐらいすぐ家出ました。

なんなら到着遅れたこと謝ってました。

俺っていいヤツ。

 

 

これから結婚を控え悩みの多い彼は、

車の中、途中寄ったコンビニ、風呂、ずーっと悩みを話し続けてくれ、俺はずーっと生返事をしながらサウナのこと考えてました。

俺って嫌なヤツ。

【大阪】(阪神サウナ)昼から仕事、だから朝サウナ。

今日は朝6時すぎに起床、結局9時までYouTube、10時まで録画したお笑い番組を観て、家を出た。

 

これからはビジネス紳士の心のオアシス「阪神サウナ」へ。

ホテル阪神 阪神サウナ(大阪府大阪市福島区) - サウナイキタイ

 

 

割引チケット使っても一回2400円するが、とにかくホテルサウナだから清潔だし、サウナは広い、水風呂冷たい。楽しみすぎて駅の階段2段飛ばしで降りてたら最後踏み外してガガガと10段くらい転げ落ちた。痛いよりも恥ずかった。今は、恥ずいよりも痛い。


f:id:kazuki28:20200906110342j:image


f:id:kazuki28:20200906110353j:image

 

最近色々考えすぎたり動きすぎて疲れているので、昼からのお客様のために、疲れた体と心を整えてから向かおう。

 

オンライン面談が終われば夜10時まで法人税と資産運用について勉強。

昨日全てをサボったので、そのツケを粛々と

払う1日になりそうだ。

 

帰ったら吉沢明歩(あっき~)チャンネルみよう。

 

サウナ玄人だけわかるあるある②

・サウナで見たテレビの内容あとでほとんど覚えてない。

 

・「やる気出ーへんから今日はサウナで整えてから仕事しよ」と思って、結果サウナで整いすぎて仕事しない。

 

・サウナ好きという共通点を見つけても、絶妙に話が盛り上がらない。

 

・サウナー専門用語を使ってくるやつが、一番にわかだということを知っている。

 

・サウナで整え、そのあと飲んで乱れるという宇宙一愚かなゼロサムゲームの経験が豊富。

 

「医者が教えるサウナの教科書」の内容がやばいわ。

昨今サウナ本が相当量産されていて、プチサウナブームがどうやら来ていることを実感する。

 

ただその中身は、申し訳ないが、ほとんど擦りに擦りまくった内容で、全く面白くない。

だいたいどの本も第3章以降はネタがなくなってきて、誰でも知ってるようなことを文体を変えて書いているだけだ。

 

そもそも歴史を辿ると、ここまでサウナ文化が国内に浸透したのは、かつてからプロサウナーとして広報活動に取り組まれてこられた太田広氏と、サ道のタナカカツキ氏、日本初のサウナ雑誌saunnarを創刊した小林慎一郎氏の功績だと思う。

他にも色々いるけど、正直本気度含めこの3人かと。

 

私は昔、サウナなんか「なんであんな熱いとこ入ってんねん、おっさんなったらみんなおかしくなるんか?」とか思っていた。今思えば額を床に血が出るまで擦り付けて謝りたいぐらい失礼なことを思っていた。

 

サウナにハマるという概念を知ったのは2008年くらい(ちょうど大学生ぐらいの頃)にアメトーークのサウナ芸人の回が放送されたとき。

「こんなコアな趣味が存在するのか・・・」と興味をもち、一度サウナを限界まで入ったあと水風呂に入ったときの感動が忘れられず、そこから徐々に自分スタイルを確立して、2010年には本格的なサウナマンになっていた。

 

ただ、当時はインターネットで調べてもサウナの正しい入り方とか、サウナの効用なんか全く出てこなくて、20分ぐらい我慢してからかけ湯もせずに一気に水風呂へダイブするという、電撃ネットワークもドン引きの危険スタイルで過ごしていた。(かなり反省してます。)

 

結構サウナーの認知度の風向きが変わってきたのは、2014年~2015年ぐらいだった気がする。

 

日本初のサウナ雑誌「saunnar」「サウナの教科書」の創刊は本当に衝撃的やったし、サウナファンとして、これからはおっさんの道楽的なイメージを払拭したスタイリッシュな趣味として市民権を得れるような気がして嬉しかった。実際速攻購入したし。

(どっちも誰かに貸して、どっちも帰ってきてないけど。ほんまゴボウでしばくぞ。)

 

そこから徐々に「サウナって結構コアファンいるのね」って感じることが多くなり、2018年はラジオで越山剛氏がサウナについて熱く話ったトークが話題になり多くYouTube再生されたり、昨年2019年はなんとサウナドラマまで誕生した。

 

そしてメディアもサウナは売れると判断したのか、本当にこの1~2年でサウナ本が出まくっている。

 

有象無象とはこのことだ。

基本的に全てのサウナ本を書店でチェックしており、その内容をほとんど全部覚えているが、正直サウナって本にするには絶妙にコンテンツとして底が浅い。

 

サウナ大好き素人によるサウナの素晴らしさを熱く語る本は、正直サウナの良さを知らない人からすればどれだけそれっぽく語ってもオナニーに見えるはず。実際たくさんのオナニストに射精した精子をぶっかけられて不快で死にそうになった。

 

だから、個人的にここからサウナ人口をもう一段増やすには、医学的根拠を伴ったアプローチ、PRがないときついだろうな・・・と感じていた矢先、

 

 

出た。

 

 

医学的アプローチによるサウナ本。

医者が、サウナの効用を素人にわかりやすく書いた入門書。

 

「医者が教えるサウナの教科書」

著:加藤容崇(慶應義塾大学医学部特任教授)


f:id:kazuki28:20200901092239j:image

 

プロフィールを調べると、どうやら慶応医学部出身のエリート、専門はすい臓癌を中心とした癌全般と、病理、生理学を第二専門としているとのこと。

※詳細プロフィールはこちら

https://diamond.jp/ud/authors/5e54c2fe77656177a4010000

 

この本の秀逸なところは、

・サウナの正しい入り方

・サウナがなぜ体に良いのか

を「医者」が「医学的根拠」をもとに語っているところである。

 

内容を少し要約すると、

 

疲労は大きく肉体的疲労と脳疲労(精神的疲労)の2つに分けられるが、多くは脳疲労であり、脳疲労は自律神経を整えないと疲れがとれない。
しかし厄介なことに、自律神経は自分では意識的に整えることができない。
だから気付かないうちにどんどん脳疲労をためていく。
その諸悪の根源である自律神経の乱れを、「最高に気持ちよく、最高に手軽に自動的に整えられる仕組みを有する」のがサウナである。

 

ということがわかりやす~く、みやす~く書いてある。

初心者もわくわくする展開だ。

 

私はこの作者との面識も全くなく、当然この本の回し者ではないが、現時点ではサウナーが読むべきNo.1のサウナ本だと思う。

 

興味が出たら、ぜひ書店で手にとってほしい。

 

Amazon.co.jp: 医者が教えるサウナの教科書――ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか? eBook : 加藤 容崇: 本

 

【大阪】大東洋サウナ、リニューアル後いってみたらやっぱり凄かった。

大東洋、久々に行ったらエントランスめちゃくちゃ綺麗になっててビビった。

 

https://www.daitoyo.co.jp/spa/mens/saunaspa/

 

 

以前はエレベーターで5Fまであがってから受付やったはずが、リニューアルで改装されて、1Fで受付→そのまま5Fのロッカーという導線。

 

ただ受付フローは意味不明。

①受付の担当者に何時間コースか伝える

②ロッカーキーをもらって自動清算機への移動を促される

③自動清算機にロッカーキーのバーコードをあて、料金を支払う

④風呂へ向かう

 

 

 

・・・これ①~③受付で完結したほうが効率的じゃね?帰りの清算はゲート作って自動清算機だけでやるとかさ。

あまりにも戸惑ったし、実際それ説明用の係員が1人別でフロアに立ってる。。

 

コストカットどころか人件費1人分追加で無駄なってるような気が。。

 

まあ一旦さておき風呂のほうはというと、開けてビックリ、あれだけ改装期間に時間をかけながら、何一つ変わっていなかった。

良くも悪くも、風呂に関しては何にも手が加えられておらず、昔ながらの大東洋だった。

 

相変わらず17℃、22℃、26℃、そして激やばシングル(10℃以下)と4種類の豊富な水風呂ラインナップ。

 

水分補給のためのウォータークーラーも浴室内に2種類完備、氷まで置いてある。

 

シングルなんか、もうほんまに冷たすぎて死ぬかと思ったけど、その冷たさが癖になって、やっぱり次のセット終わりも入ってしまう。締められるうどんの気持ちが少しだけわかった。俺の最後は、この水の中でありたい。

 

何より大東洋の魅力は、サウナ後にかけ湯をしっかり行うマナーの良い客が多いこと。

水風呂に入る前にとにかくしっかり何杯も桶で水をかぶって汗を流す人、通称「水ジェントル」の多さに今回も気持ちよくさせてもらった。

 

と、久々の大東洋に、やはり大阪サウナの雄はここだなと再実感させられた。

また来よう。

 

 

 

ただ、やっぱり個人的には昔の大東洋の歴史ある威風堂々とした出で立ちが好きやったので、今回のエントランスだけリニューアル事件は、現役引退してから鬼濃い化粧をしだした吉田沙保里ぐらいの違和感があった。

 

中身だけで勝負できるよ君たちは。

 

サウナ玄人だけわかるあるある

・サウナ好きなんすよ~って急に最近言い出したやつ、だいたい8分ぐらいで出る。

 

・スポーツジムのサウナは、わりと我慢強いおっさん多い。

 

・刺青か金のネックレスしてるおっさんは、だいたいサウナ長くて水風呂ばり短い。

 

・たまにサウナ入りすぎて朦朧としてるぐらいのときロッカーキーの金属部分が肌に当たって「あっつっっっ!!!」ってなる。

 

・かけ湯をしっかりしまくってから水風呂に入るおっさんを見かけると、この人なら抱かれてもいいと思う。

 

・サウナ内で会話してるやつおるけど、5分以降は相手100%話聞いてない。というか熱くて聞けてない。

 

・下段しか空いてないとき、「上段空いたら移動しよ」と思ってとりあえず下段座るけど、いざ上段空くと色々考えて「もう、ええか。」ってなる。