満員電車内で調べものしようとgoogleアプリ開いたら、昨日お世話になったアダルトサイトが表示され、絶対に絶対に絶対に間違っても再生されて音が出ないよう、爆弾処理のごとく人差し指を震わせながら画面右上の【×】ボタンを押した。久々に冷や汗かいた。こんなときに限って投てき後の室伏広治ぐらいの雄叫びをあげるタイプの女優モノだったりする。
皆さんも一度は経験あるのではなかろうか。いや、ないか。
とにかくJR大和路線の平和と俺の輝かしい未来は守られた。
さて、先日サウナ友達からある相談を受けた。
「最近、サウナ結構行ってるんやけど、全然整わない。むしろ整うように上段で10~12分ギリギリまで粘ってから水風呂行くのだけど、全然なんよ。。」
なるほど。
これは、中級サウナーがよく陥る現象である。どのぐらいよく陥るかというと、貧困街出身の黒人がラッパーを目指すぐらいよく陥る。もしくは7男8女の大家族の長男が中学卒業後すぐ金髪にするぐらいよく陥る。は?
この現象は、日本サウナ学会の学長によれば、サウナーの体が快楽に慣れすぎて整えないという通称「ととのイップス」という現象だそうだ。
快楽の慢性化である。
「ととのイップス」になると、整えないことに焦り、その焦りで充分にリラックスできず、結果交感神経→副交感神経のスイッチングがうまくいかずに快楽物質の分泌が抑えられる。
この解決策は、はっきりいって2つしかない。
1つはサウナをしばらくやめること。
2つめはサウナルーティンをガラッと変えてみること、だ。
サウナーとは言い方を変えると中毒者なわけで、合法なのに中毒者からサウナを取り上げるのはタモリからサングラスを取り上げるぐらい残忍なことなので、私としては彼に2をおすすめした。
「~~~てなわけでお前はととのイップスやと思うから、治すんやったら、やっぱりサウナの時間を短くして、回数多く入って、外気浴長めにしてみたら?」
それを聞いて彼は水を得た魚のように
「確かに!その可能性ある!やってみる!」とすぐさま手元のビールを飲み干し、唐揚げをたいらげ、焼鳥を頬張り、雑炊をかきこんで意気揚々と帰っていった。
プロサウナーとして専門的な知見から1人のサウナーを救えてよかった。
お金は俺が払った。