読む気になるサ活日記~ケビン・ベーコン・サウナ~

元大東洋の従業員。歴14年以上のサウナフリーク。大阪全サウナ行きました。全国民に銭湯・サウナのこと好きになってほしい。◼️サウナムック「Saunnasa Vol.1(開発社)」「Saunassa Vol.2(開発社)」関西レジェンドサウナ推薦人として記事執筆 ◼️サウナムック「サウナ大衆(双葉社)」全国のオススメサウナ記事執筆

【大阪】太平のゆ なんば店を利用するなら、絶対知っておいたほうがいいこと。


先日人生で出会った人の中で3058番目に尊敬している先輩の熱弁を受け、今更ながらAmazonPlimeにて映画「LEON」を観た。

 

1994年に米仏合作、リュック・ベッソン監督にて製作され、ジャンレノが一躍有名になった映画。

 

【wiki情報】

レオン (映画) - Wikipedia


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いや~、なめてた。

26年前の古い映画で最初は全く気乗りしなかったが、思いの外良かった。

 

愛にうちひしがれ社会を知らずに大人になった殺し屋レオンと、最愛の肉親を奪われた早熟な12歳の少女マチルダがとあるきっかけで共生するようになる。互いに心と体の未熟さから周囲に都合よく利用されている。

 

愛を失って久しい孤独な男を、ただ一途に愛してくれる、小さな女の子。

 

その愛にこたえることはできないけど、それでもレオンは、愛してると言った。

 

眠れない夜から解放してくれたから。

人殺しになった理由を聞いて、泣いてくれたから。

 

彼女を助けたりしなければ、愛を知らずにいられた、優しい怪物の物語である。

 

 

ただただ泣けた。

冷静に考えると40代の髭面と12歳の美少女のロリコン話なのだが、そんなことを微塵も感じさせない透明な美しい世界があった。

後で調べてわかったが、12歳のくせにあの屈託ない無邪気さと恐ろしいほどの妖艶さを同時に出すマチルダは、なんとあの若き日のナタリー・ポートマンなのである。しかも映画デビュー作・・。天才かよ・・。


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※右下がマチルダ役のときのナタリー

 

久々に観てよかったと思えた映画だった。

本件にてあの先輩は尊敬する人ランキング3057番に昇格した。

 

 

とまぁ、さて。

 

 

先日深夜にサウナ仲間と難波でサウナ行くことになり、大国町の守り神「太平の湯なんば店」に行ってきた。

 

【ホームページ】

湯源郷 太平のゆ なんば店

【サウナイキタイ情報】

湯源郷 太平のゆ なんば店(大阪府大阪市浪速区) - サウナイキタイ

 

 

ここは難波~大国町間では非常に人気のスポットで、大国町駅1番出口から徒歩3分、なんばparksあたりからなら徒歩10分で着く【都会のオアシス的立ち位置】になっている。(当然そんなこと言っているのはサウナーだけだが。)

 

木津市場という市場に併設されている温浴施設なので、早朝~昼は魚が美味しいお店が並んでおり、隠れた難波の観光スポットにもなっている。

 

ここは風呂の外観からもわかるとおり、大きな温浴施設なので岩盤浴も食事処もマッサージも寝ころび処も全てついている。

 


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というわけで老若男女・サウナー非サウナー問わず人気があり、難波観光スポットとして観光ガイドにも載っていることもあり、まー人が多い。

 

サウナの温度は90℃、いつ行っても安定しているし、水風呂は水深80cmの広め・水温も14~15℃設定で結構攻めてる。

露天風呂も広くて綺麗だ。



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ここまで聞くと非の打ち所がなさそうなのだが、ただ1つだけ、ガイドブックにもサウナイキタイにも載ってない難点がある。。

 

 

「人が多すぎてマナー悪いやつ現れがち」

 

 

ということである。

いつ行っても観光客の外国人と地元ヤンキーで溢れており、彼らは軒並みサウナマナーが悪い。

 

だいたい友達数人で来てはサウナでべちゃくちゃ喋り、だらだら汗をかいて、かけ湯もせずにウェイウェイ言いながら水風呂へダイブしやがる。

 

俺にとって、かけ湯せずに水風呂へダイブすることは、美輪明宏にお前呼ばわりすることの次にやってはいけないことだ。

 

でも注意するとだいたいすごい煙たがられる。若者よ、俺だって好きで注意してんじゃねぇ。

 

正直注意するときは内心ちょっとビビってるし、しっかり注意したあと水風呂上がる瞬間に冷水で縮み上がった一口餃子を見られ説得力がゼロリセットされていることもわかってる。

男とはそういうものだ。畜生、俺にセネガルの血さえ流れていれば・・と思い出しては悔しくて眠れないときもある。

 

しかし、言わないとだめなのだ。

プロじゃないのだ。

 

「か、かけ湯ちゃんとしてから入りや。」

俺は今回も言った。若者たちはバツが悪そうに俺に会釈をした。水風呂には気まずい空気だけが流れていた。

そのわずか30秒後、サウナからややオラついたコワモテのズルムケ親父がその水風呂に入ってきた。

かけ湯せず豪快に入ってきた。

 

若者たちは俺を見た。

 

 

 

 

俺は、言えなかった。

 

わたしのてきは、わたしです。

 

 

ファイト!戦う君の歌を

戦わない奴らが笑うだろう

ファイト!冷たい水の中を

震えながらもぐってゆけ

 


サウナを愛したりしなければ、屈辱を知らずにいられた、優しいサウナ怪物の物語である。