読む気になるサ活日記~ケビン・ベーコン・サウナ~

元大東洋の従業員。歴14年以上のサウナフリーク。大阪全サウナ行きました。全国民に銭湯・サウナのこと好きになってほしい。◼️サウナムック「Saunnasa Vol.1(開発社)」「Saunassa Vol.2(開発社)」関西レジェンドサウナ推薦人として記事執筆 ◼️サウナムック「サウナ大衆(双葉社)」全国のオススメサウナ記事執筆

【京都】話題の銭湯「サウナの梅湯」の感想、歯に衣着せずに語ってみる。

京都銭湯で大変話題の「サウナの梅湯」に行ってきた。

 

https://sauna-ikitai.com/saunas/2721

 

https://mobile.twitter.com/umeyu_rakuen?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

銭湯経営のパイオニア、湊三次郎(みなと さんじろう)氏(29)が手掛けている銭湯である。

 

※噂の湊三次郎氏


f:id:kazuki28:20200922140134j:image

 

 

彼は並々ならぬ銭湯愛を持つ男であり、若干25歳で一念発起して潰れかけの銭湯経営を未経験からスタートさせ、現在では京都と滋賀に4軒までその経営規模を拡大しているカリスマ銭湯経営者である。

 

銭湯は公営浴場のため国からの補助金があるものの、法律で金額設定の上限が決められているので、一般的になかなか利益がとれず経営が難しい。

 

それでもコツコツ集客に取り組まれ、たくさんのメディアに取り上げられ、去年は「ノンフィクション」というフジテレビのドキュメンタリー番組にも出演。すごいね。

仕事が嫌すぎてサボって信長書店ばかり行って日中から股間にテントを張っていた25歳当時の俺に、爪の垢を煎じて飲ませたい。

 

さて、銭湯はというと、広さも値段も普通だが内装にとてもこだわりがあり、凄く面白い。ターゲットは明らかに20~30代で、実際小さなこの箱にかなりの客で溢れ返っていた。


f:id:kazuki28:20200922125655j:image
f:id:kazuki28:20200922125705j:image
f:id:kazuki28:20200922125713j:image
f:id:kazuki28:20200922125735j:image


 

いい感じでしょ?

 

肝心のサウナはというと、現在の口コミ情報では「108℃のドライサウナ」となっていたが、実態は少し違う。

 

確かに温度計は108℃を指しているが温度計は部屋上部についていて、他方座面は一段のフラットタイプの最大8人が座れる構造だ。

 

つまり、温度計の位置と座面にわりと高さの違いがあるので、実際の体感温度は80℃~85℃といったところ。

 

ドライサウナながら良い装置を搭載しているのか湿度もそれなりにあり、足元や座面を火傷しそうになることもない。初心者でも楽しめる優しいサウナだと思った。


f:id:kazuki28:20200922142333j:image

 

そして、水風呂は銭湯にしては結構広く深い。

これが結構良い。

普通の銭湯の水風呂はせいぜい2人収用ぐらいの広さなもんだが、ここはおそらく最大同時6人は入れそう。深さも80㎝はあり、なんと上から滝のように水が流れる仕組みも搭載されている。


f:id:kazuki28:20200922142304j:image

 

水温も体感17~18℃ぐらいで、問題ない。

源泉かけ流しの天然地下水の水風呂で、入ったときの肌触りがまるで違う。

 

また、上の写真にある「梅湯新聞」は全て手書きで風呂のいたるところにラミネートされて張ってあり、店主の銭湯愛をこれでもかというほど感じることができ、個人的には風呂への情熱という点において非常にシンパシーを感じた。

 

まぁ、サウナーとしては店名に「サウナ」の文字を打ち出すには少しだけ物足りなかったかなぁ。いや、銭湯の料金であれだけのクオリティがあれば十分か。。

サウナか水風呂どちらかにもうひとパンチもらえたら120点満点!

 

色々言ったけど、結論また来たいなと思える、良い銭湯だった。

 

余談だが、サウナ内は私語厳禁のルールの張り紙があったため皆黙って大人しくしていたが、これみよがしに手書きで

「サウナのあとは汗を流して水っ呂風へ」

と書いてある木札があり、静まり返るサウナの中それに1人ツボって笑い死にしかけているおっさんを見ているのは楽しかった。

 

わかるよおっさん。

ツボるときってだいたいしょうもないよね。